AL-Mail 西暦2000年問題とその対策について

(1999/04/05)
(2000/01/07) 追加情報Y2K 関連リンクを追加


不具合の内容について

AL-Mail の西暦2000年問題ですが、
一部の古いメールサーバによって送信されたメールを受信した場合に、
AL-Mailでの表示がおかしくなる問題が確認されています。

具体的には、「Date: Mon, 1 Jan 00 12:00:00 +0900」のように
Dateフィールドの年号が2桁で表記されるメールを受信した場合、
AL-Mailでの発信日付(または送信日付)の表示が「1970/01/01」と、
実際とは異なる表示
になってしまいます。

【例】
受信したメールの Date ヘッダの内容AL-Mailでの表示
正常なケースDate: Mon, 1 Jan 2000 12:00:00 +09002000/01/01
不具合の出るケースDate: Mon, 1 Jan 00 12:00:00 +09001970/01/01

この現象は


のどちらのバージョンでも発生します。

対策について

この問題につきましては、プログラムの不具合箇所を修正するとともに、
未対策のプログラムにより受信し、既に日付表示が不正となってしまった
メールについても自動的に識別し修復を行うように対策を行いました。

対策版は


となります。最新版AL-Mail から取得できます。



追加情報

2000年を迎え、現在までに「Y2K 問題では?」というご報告のあった現象についての情報です。

[Q-1]
AL-Mail32 v1.11 を使用しています。2000年になりメーリングリストから
受信したメールの送信日時が全て 1970/1/1 と表示されます。

[A-1]
メールの送信日時の設定が不正なメールのために生じる現象です。
受信したメールのヘッダ情報を参照しますと、Date ヘッダの内容が

Date: Sat, 1 Jan 100 09:15:57 JST

というように 100年と設定されているために、AL-Mailの管理している時間の
範囲外と判断し初期値として 1970 年と表示しています。
(メールVIEW画面で[H]キーを押すとメールのヘッダ情報を参照できます)

Dateヘッダが 100年 の場合 2000年ではありませんので
AL-MailのY2K問題ではなくイレギュラーケースです。
もし、このような Dateヘッダの内容のメールを受信されましたら
メールの送信元(この場合はメーリングリストの管理者)の方に
Dateヘッダを正しく設定してもらうようお願いしてください。


また既に受信してしまったメールの日付につきましては
エディタでメールの Date ヘッダを直接修正してください。

【修正方法】
AL-Mail32 の場合
  1. メイン画面でメール一覧から該当のメールを選択し
    [Shift]+[Enter]キーで外部エディタを開きます。

  2. Dateヘッダの年の部分を 100 から 2000 に変更し
    保存して外部ビューアを終了してください。

  3. メイン画面でメール一覧から該当のメールを選択し
    [右クリック]→[プロパティ]で「プロパティ」画面を開きます。

  4. [ファイルから再読込]ボタンをクリックします。

  5. [発信日時]が変更されます。

AL-Mail の場合
  1. メイン画面でメール一覧から該当のメールを選択し
    [メール]→[ファイル保存]を選択し保存します。

  2. AL-Mailを終了します。

  3. メモ帳などエディタで、先ほど保存したファイルを開きます。
    Dateヘッダの年の部分を 100 から 2000 に変更し
    保存して、エディタを終了してください。

  4. alutils.exe を起動し[ファイル取込]ボタンをクリックします。

  5. 「ファイル取り込み設定」画面が開きますので、セパレータタイプを
    「AL-Mail」を指定し[OK]ボタンをクリックします。

  6. メールの取り込みが完了したら AL-Mailを起動して送信日時を確認し
    不要なメールは削除します。


Y2K 関連リンク


他に何かお気づきの点や、ご指摘がありましたら
サポート宛て( support@almail.com )までご一報ください。